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お礼の時効
第10章 あなたと一緒に幸せになりたいの

「来年の春に戻れそうです」
和臣はクロワッサンをちぎり、春季の口元に運ぶ。体が思うように動かない春季は和臣の体にもたれながら、そのパンを食べた。
「サイクルが短いわよ……」
和臣の指についているパンくずを食べようと、その手をつかみ指先をしゃぶる。すると和臣のその指はそのまま春季の唇をなぞり始めた。耳元に唇を寄せた和臣が低い声で囁く。
「まだ足りないみたいですね……、春季……」
ぞわりと肌が粟立ち、春季は身をすくませた。
「パンがまだ残っていたの! それだけよ!」
体を離そうとするのだが、和臣に肩を掴まれ動けない。その間和臣は春季の耳介を食みながら、舌を差し込んできた。舐める音と、生暖かい舌の感触が耳を犯す。官能を呼び起こすような和臣の舌の動きに春季は翻弄されていた。
「本当に? ならなんでここはこんなに潤んでるの?」
和臣の指が春季の蜜があふれ出ているところに触れる。言われるまでもなく、濡れていることに気付いていたが、改めて和臣に問われた瞬間とろりと新しい蜜が溢れ出るのを感じた。
「それは……っ、ん……っ」
「もう少しこうしないと、春季は素直になってくれないから困る……」
和臣はクロワッサンをちぎり、春季の口元に運ぶ。体が思うように動かない春季は和臣の体にもたれながら、そのパンを食べた。
「サイクルが短いわよ……」
和臣の指についているパンくずを食べようと、その手をつかみ指先をしゃぶる。すると和臣のその指はそのまま春季の唇をなぞり始めた。耳元に唇を寄せた和臣が低い声で囁く。
「まだ足りないみたいですね……、春季……」
ぞわりと肌が粟立ち、春季は身をすくませた。
「パンがまだ残っていたの! それだけよ!」
体を離そうとするのだが、和臣に肩を掴まれ動けない。その間和臣は春季の耳介を食みながら、舌を差し込んできた。舐める音と、生暖かい舌の感触が耳を犯す。官能を呼び起こすような和臣の舌の動きに春季は翻弄されていた。
「本当に? ならなんでここはこんなに潤んでるの?」
和臣の指が春季の蜜があふれ出ているところに触れる。言われるまでもなく、濡れていることに気付いていたが、改めて和臣に問われた瞬間とろりと新しい蜜が溢れ出るのを感じた。
「それは……っ、ん……っ」
「もう少しこうしないと、春季は素直になってくれないから困る……」

