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幸せの時効
第9章 決断
「お前、良いとこ住んでるのな」
「え? 築20年の中古マンションよ?」

 湯島をうちに連れ帰ると、彼は開口一番マンションを褒めた。
 祖母が亡くなったあと、遺品の整理をしていたときにここの鍵と手紙を見つけた。祖母は私の居場所を遺していたのだ。家財道具は全て手配をされていて、あとは住むだけの状態だった。
 医師として地域の女性たちを見守り続けた祖母は私のあこがれになり、彼女のような強さを持ちたいと願うようになった。

 祖母が遺してくれたマンションは、結構広くて人一人同居させたところで影響はない。


 こうして、二人で暮らすことに決めた。
 秋の気配を感じた、空気の澄んだ夜のことだった。
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