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第10章 永遠

　私の妊娠を聞いて春季と祥子は涙を流していた喜んでいた。聞けば春季も祥子も妊娠していて、間違いなく３人の子供は同級生になる。願わくば一生の友になって、互いを支えあえる子供になって欲しいと３人で話した。

「15年かかったけれど、やっと落ち着いて自分の人生の残りを楽しめる」

　湯島は私のお腹を撫でて呟いた。

「すぐ死ぬわけでないのだから、この子に兄弟を作るのに協力してよ」

　湯島は苦笑いを浮かべて私に囁いた。

「死ぬ気で頑張る」と