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小田桐菜津子と七つの情事
第4章 四人目は同級生



「やめろよ、鈴…村…」

かすれがちになるオレの声に、鈴村は初めてオレの目を見た。
潤んだ鈴村の目。
快感の火照りなのか、それとも涙なのか。
図りかねて、オレは言葉を失う。

「笛木くん…声、、」

そう言って、鈴村は唇でオレの口をふさぐ。裏筋をこすられながら、鈴村の舌がオレの歯茎を舐め回す。
あぁ…。
なんという…。

「声…出して…。我慢しないで…」

キスの合間、途切れ途切れに鈴村は言葉を紡ぐ。
我慢なんて…。そんな。

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