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小田桐菜津子と七つの情事
第4章 四人目は同級生
でも。
けれども。
これでいいんだ、と、オレには分かった。
だって、鈴村はオレのことを愛してくれているから。先のことは分からない。
今だけ。
今だけは、大人の恋心を抱いた本物のパートナーとして、懸命に誠実にオレを高めてくれている。
鈴村が好きだ。
世界の誰よりいま、鈴村を愛している。
天啓のように、そう思った瞬間だった。
オレは鈴村の口の中に。
「ああああああああ!!!!!!!
鈴村!
すずむらっ!
ダメだ、ゴメンっ!」