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小田桐菜津子と七つの情事
第4章 四人目は同級生
猛烈な射精だった。
心も身体も空っぽになるような。
鈴村はゆっくりとオレのペニスから顔を上げた。
髪は乱れ、汗で頬や首にほつれ毛が張り付いている。顔も火照り、すこし赤みが差している。
その姿のまま、鈴村はゆっくりと微笑した。
そしてトクリの、喉を鳴らした。
えへ、と笑いながら、あいつは言った。
「初めて飲んじゃった」
あぁ…。
なんて可愛い声だったのだろう。今まで気づかなかった。
「ご、」
どもってしまう。「ゴメン…本当に」
オレは力なくそう呟くしかなかった。