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小田桐菜津子と七つの情事
第4章 四人目は同級生
その後、オレは萎えてしまった。
こんなの初めての経験だ。
オレの相棒はどんな時だってオレの無茶振りに答えてくれたのに。
「気にしなくていいのよ」
と、力をなくしたペニスをやさしくいじりながら、鈴村は言った。
「きっと疲れているのね」
そう言って、玉袋をソフトに揉んでくれた。
気持ちも折れて、鈴村を押し倒そうという気持ちが起きてこない。
かといって、男の面子を潰された恥ずかしさなど少しも感じなかった。
鈴村のやさしさは、オレつまらないプライドをやさしく包み込んで、そっと溶かしてくれた。
こんなおだやかな気持ちで女とベッドにいることは、初めての経験だった。