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小田桐菜津子と七つの情事
第1章 最初の情事
はぁぁぁぁ…。
彼女の深いため息が聞こえる。
腰を揺する手を、ヒップから太ももの付け根に移す。
一瞬、彼女は身を硬くした。
高まりに、反応してしまうことを恐れたのだろう。
「大丈夫ですよ。リラックスして、身を任せてください」
低く、小さい声でささやく。
「は…ぃ…」
バスローブのパイルの生地越しに、膝裏のやわらかな筋を揺らす。
「んん…っ」
彼女が思わず声を漏らす。そこは背骨から達する性感のツボでもある。
「刺激が…強すぎますか?」
「い…え…。先生…。わたし…」
マッサージの手を素足のかかとに移す。
「分かりますよ。すみません、良くない場所を動かしましたね。あとはここを整えて終わりにします」
「いえ。。大丈夫です…」
彼女がいいよどむ。
「良かったら…もう少し。。続けていただけませんか?」
「45分過ぎからは延長料がかかってしまいますけど?」
「大丈夫…です」
途切れがちに、彼女は答える。