この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
小田桐菜津子と七つの情事
第5章 五人目の戸惑い

その言葉に手繰られるように、彼女の横顔を見る。
その人は、窓の向こうの風景を見ていた。彼女の頭の向こうに、時速200kmですっ飛んでゆく、田舎の風景が見えた。
そしてその指は、今一度、スカートを膝上までたくし上げていた。

レモンイエローに、白いレースの縁どりのある、小さな三角形が見えている。
ほんのりとピンクに色づいた内腿の白い素肌に、その淡い色のデルタ地帯が、強く印象に残る。

永遠にも思えるような、ほんのわずかな時間。
彼女の指がスカートを下した。そしてその手が、スマホの画面を素早く滑る。

八朔:どんなだった?
矢上:

ぼくは答える言葉を失っていた。

八朔:矢上くん、って言うんだ
矢上:はい
八朔:どこまでいくの?
矢上:東京です

さっきの出来事など何もなかったかのように、彼女は話しかける。
ぼくも必死に普段の自分を取り戻して、それに答える。

八朔:学生さん?
矢上:大学生です
八朔:日に灼けてるのね
矢上:実家で、、、

そこまで書きかけて、「畑仕事」と書くのをためらった。こんな都会のひとに、そんな田舎臭いコト、言えない気がした。

八朔:おしえて。ご実家で何をしていたの?
矢上:

/233ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ