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小田桐菜津子と七つの情事
第5章 五人目の戸惑い
八朔:勃起、しちゃったのかな?
矢上:はい…すみません
顔から熱い熱が噴き出すのが分かった。
同時に脇汗がどっと流れ、胃のふちがきゅんとすぼんだ。
オレ、変態だ、って思った。
八朔:嬉しい
矢上くんがドキドキしてくれて
なんだそのリアクション。
人のことを弄ばないで欲しい。
そう思いながらも、心のどこかではこの人にこのままいいようにされたい、たっぷりイジられたいという変な気持ちも湧いてきていた。
頭がボーっとして、うまくモノが考えられない感じだった。
矢上:すみません、
と、自分の指がソフトウェアキーボードをフリックしていた。自然に。ためらいなく。