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小田桐菜津子と七つの情事
第6章 痛みを覚えた六人目
女の秘部はすっかり濡れていた。
視界を奪われ、股を開かされ、股間の匂いを嗅がれる。
それだけで女は、どうしようもないくらい濡れてしまっていた。
腰が、もぞもぞとうごめく。
「こうされるだけで、感じてしまうんだな?」
「……はい」
なおも、女の身体には触れずに。
「もう、濡れているな?」
「…たぶん…」
「じらされて…感度が上がってくる…そうだな?」
「……恥ずかしいです」
私は両手を伸ばすと、大股開きの女の股間の、大腿骨のくぼみに左右の親指をあてがった。
「やっ…!」
女が身じろぎするのも構わず、ショーツの左右に添えた親指に力を込め、下着の中の花びらをおしひらく。
「ひっ…」
女は動揺し、身を硬くする。
初めて触れられた肌は秘部の両脇。
初めて与えられた刺激は下着越しの性器の開帳。
女のなかで、アドレナリンがドッとあふれ、理性が崩れ始める音が聞こえる。