この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
小田桐菜津子と七つの情事
第6章 痛みを覚えた六人目

「答えろ」
「はぁっ……」

私は指先を、溶けた縦筋を確かめるように、上にスライドしてゆく。
蜜をたっぷり含んだショーツごと、ゆっくりと、女の敏感すぎる秘所をたどる。

「認めます…」

指先をそこでかすかに震わせる。花びらの間のやわらかな隙間に、振動が走る。
女はもうひとつうめき声を立てて、降参する。

「認めます。私はひどく感じています。ごめんなさい。ごめんなさいっ」

私は指を離す。

「ひとつ言っておく。大切なことだ。勘違いをさせたようだ」

目隠しされたままの女は、その見えぬ目で、私のほうを向く。

「君のことを私はこれからお前、と呼ぶ。だがそれは主従の関係ではない。親密な関係だからだ。フェアでイコールな関係だからだ。私は与えるものであり、奪うものだ。しかしお前も同じだ。与えるものであり、与えることを拒否することもできるものだ。ごめんなさいと謝るのは主従の関係だ。それは私の望むところではない。分かったな?」

女はゆっくり息を吸って、うなずく。
「――はい」

私はその返答にこたえる代わりに、ショーツの脇から指先を差し入れた。

/233ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ