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小田桐菜津子と七つの情事
第7章 最後の情事
そこは熱を持ち、そして、湿っていた。
「なっちゃん…これ…」
ぼくは苦悶のことなど忘れ、つい言葉に出した。
「うん」
と、彼女は言った。
「いいみたい…」
と続けて。
ぼくの指先は、クロッチの芯を探した。
ほのかな凹凸の中、彼女の反応を見ながら、その縦筋を発見した。
手が動かしづらくて、ぼくは布団の中で彼女に向き直る。
なっちゃんは、ぼくの寝返りでいったんぼくのモノから手を放したが、向き合う体制になるとすぐ、もう一度、下着越しにそれに触れた。
ぼくも同じように、彼女のショーツの上から、彼女の芯にタッチした。
「なっちゃん…」
自然に、名前を呼んだ。
妻は照れて、ぼくの喉元に顔をうずめた。
そしてぼくたちは、ゆっくりと互いの性器をやわらかくマッサージし始めた。