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小田桐菜津子と七つの情事
第2章 二度目はクンニリングス


そんな会話を何度か繰り返すあいだ、ぼくのなかで彼女に会いたい気持ちが高まってきました。

こういうチャット経験者なら判ると思うけど、どこに住んでいるかを聞く、というのはリアルに会おうというのと同じ意味です。会ってセックスしようと誘うことになります。
だから女性がそれを簡単に明らかにしないのはよく判ります。チャットなら遊びで済んでいたことも、リアルというとそういう訳にも行かないしね。
だから「どこ住み?」の質問に、彼女が、

八朔:内緒w

と答えたのはいわば想定内というものでした。

こちらが東京在住であることは公言していましたから、ぼくの「どこ住み?」アプローチは、彼女が近県在住者なら、彼女の判断で会うことが叶う、という意味を持ちます。
また、同じように経験者なら判ってくれると思うけど、ヴァーチャルだろうがなんだろうが、そんな会話をしていくと、話が合う人かどうか、というのはスグに判るようになります(よね?)。その意味でいうと、彼女はウマが合うタイプでした。
それは彼女のほうも同じだったのかな、と思いますけど。

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