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小田桐菜津子と七つの情事
第3章 甘い舌の三人目



薄いショーツが割れ目に張り付く。爪先の感触に集中して、彼女のクレヴァスを何往復もこすりあげる。指先に触れる彼女のカタチ。柔らかな花びらと、その奥の熱い谷間。下まで行けばすぼまる蜜の壺の入り口まで分かりそう。

(ふぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんんん!!!!!)

鼻息を荒く漏らしながら、彼女の身体が硬直する。
二列の空席を挟んで前のシートに座る誰かが、身じろぎしている。
(ほら、気づかれちゃう…)

水曜お昼前の映画館は、人もまばらだ。
劇場のなかにも数える程しか客はいない。どうせB級のつまらない映画だ。
たまたま我々の近くに誰かが座っている。
騒がしいドラマの音にかき消されて、彼女の漏らす吐息など聞こえる訳がない。
けれど、
(ホラ、ココ…)
と囁きながら、パンティー越しに小突起を探し当てて、そこを爪先で引っかくと…。

(くぬぅんんんんんん!!)
首を横に激しく振りながら、拒絶と快感の激しい反応が返ってくる。

カリカリカリカリ…クリクリクリクリ。

下着越しでも、ソレが硬くシコっているのがよく分かる。
猛烈な熱と湿気を孕んだ割れ目から爪先をわずかに上にスライドするだけで、彼女のウィークポイントを集中攻撃できる。

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