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小田桐菜津子と七つの情事
第3章 甘い舌の三人目
向き合った正面には手洗い場があり、そこには大きな鏡が据えられていた。その鏡は車椅子に乗る人の為に少しだけ前かがみに取り付けられている。
そこに、顔だけを外した女性の全身像が写っていた。
観葉植物のプリントされたワンピースのスカートを、前面だけたくし上げられて、大きな愛液の染みの付いた、シャンパンゴールドのショーツをむき出しにされている。
とてつもなく、卑猥な光景だった。
顔が切れている分、余計に淫らに見える。
はぁぁん…。ダメっ! こんなのダメ過ぎます。耐えられませんんん。やめてやめて…っ!
身をよじって逃げようとする彼女。
しかし私の片手はスカートをたくし上げ、もう片手はそのショーツに伸びる。
(ほら、見てごらん)
ショーツに伸びた手は、染みの中心を確実に捉える。そして彼女の縦筋を見つけては、そこをしごき上げる。
くはぁぁぁぁぁぁ。ダメダメダメ。そんなのダメです。
彼女の身体が小刻みに揺れ始める。
絶頂が近づいてきた証拠だ。
でも、これ以上刺激すると、腰が砕けてしまう。
その前に、刺激を止める。
八朔さんは、肩で息をしている。
(ホテルに行って、思う存分、しませんか?)
鏡の向こうの彼女にささやき声をかけると、その人はコクコクとうなずいた。