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小田桐菜津子と七つの情事
第3章 甘い舌の三人目
逝ってごらん。
口に出さずとも、舌先で伝わる。
膣口からヴァギナの谷間を登って、クリトリスまで。
丁寧に舌先を這わせながら、ゆっくりと舐め上げてゆく。
「ひぁぁぁぁぁ………
ダメです。
そんなにしたら…わたし…いやぁぁ…」
彼女は力の抜けたような声を立てて、絶頂に達した。AVのように激しく突き抜けるような声など出ない。本当に女性がエクスタシーを得た時は、そんな風にゆるりと、ふわりと絶頂に至るものだから。
身体の深いところから、ビクリ、ビクリと腰がうごめく。大津波を腰で受け止めるように、快感のリズムがやってくる。
男性のエクスタシーと違い、女性のそれは一過性ではない。ピークを迎え、そのまま最高位でしばらく快感が波打つ。
その間、ずっとクリトリスを舐めていた。舌先で転がすように。飴を舐めるように。クリトリスに甘い刺激を与え続けた。
彼女はもう、声も出ない。
ただ、抗うことのできない快感に、身を委ねている。もはや恥ずかしがることも忘れ、頭を真っ白にして、全身を包み込む多幸感に浸っている。
クンニリングスの魔法だ。