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小田桐菜津子と七つの情事
第3章 甘い舌の三人目


少しずつ、高まった潮が引いてゆく。
クリへのゆるい刺激のペースは変えずに、その様子を観察する。絶頂感が穏やかな快感に移り変わってゆく。舌先でクリの周囲をやさしくこねる。彼女の吐息が浅い。甘い声を混ぜながら、柔らかな刺激にまだ反応している。
「私…逝っちゃい…ました」
消え入りそうな声で、途切れ途切れに彼女が言う。
性器に舌を埋めたまま、
「ええ」
と返答する。
「ペコさん…私…男のひとに逝かされるの…初めて…でした」
それはおだてのセリフなのか、それとも事実なのか、図りかねた。だから何も言わなかった。
「逝く時って……もっと激しいものかと…思ってましたけど……。
なんか自然に…そう…なっちゃい……ました」
その言葉に、また、クリトリスを刺激してしまう。
「すごく…はっ…良かった…です…くぅぅ…」
柔らかな刺激を与えられ続けているので、言葉の端に快感の声が混じる。それは舐め犬にとっては最高のご馳走だ。
「もう、大丈夫…逝ったから…」

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