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運命の恋人
第2章 昌希
6年後…
俺はK大を卒業し、東京の小さな広告代理店に就職した。
大手じゃないけど、クリエイターのレベルが高くて、何度も広告大賞とか受賞してるとこだ。
社長以下、出来る時にできる奴が出来ることをやる。てのがモットーで。一応映像編集担当、として採用されたけど、営業からカメラマンの真似事まで何でもやらされる。今はコピーも書けるように勉強中。
そして今日は、先輩と一緒にクライアントの所に出来上がったサンプルCMを持ってきた。依頼を受けた時は俺は来なかったから、この会社の人たちとは初対面だ。
クライアントと名刺交換をする。
「小谷 由香と申します。」
両手で名刺を差し出した相手を見て、俺は固まった。
小谷さん…
小谷さんも、俺の顔と名刺を見て、明らかに固まった。
勿論その場で再会を喜ぶ状況ではなかったけど、サンプル映像の説明中も、気が気じゃなかった。
小谷さんも同じだっただろうと思う。
俺はK大を卒業し、東京の小さな広告代理店に就職した。
大手じゃないけど、クリエイターのレベルが高くて、何度も広告大賞とか受賞してるとこだ。
社長以下、出来る時にできる奴が出来ることをやる。てのがモットーで。一応映像編集担当、として採用されたけど、営業からカメラマンの真似事まで何でもやらされる。今はコピーも書けるように勉強中。
そして今日は、先輩と一緒にクライアントの所に出来上がったサンプルCMを持ってきた。依頼を受けた時は俺は来なかったから、この会社の人たちとは初対面だ。
クライアントと名刺交換をする。
「小谷 由香と申します。」
両手で名刺を差し出した相手を見て、俺は固まった。
小谷さん…
小谷さんも、俺の顔と名刺を見て、明らかに固まった。
勿論その場で再会を喜ぶ状況ではなかったけど、サンプル映像の説明中も、気が気じゃなかった。
小谷さんも同じだっただろうと思う。