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運命の恋人
第3章 間宮 智之
自分が、周りとは違う、と自覚したのは、小学校6年くらいの頃。
淡い初恋の話は誰にもしたことなくて。
それがおかしなことだなんて思いもしなかった。
修学旅行で、男子だけで夜中に起きだして、皆で動画を見た。
その時僕らが持っていた携帯は、大抵親がアダルトコンテンツの閲覧制限を掛けていて、エッチな動画とかは見られないようになっていたんだけど。
高校生のお兄さんに頼み込んで、有料コンテンツの購入をしない、という条件で、IDを借りた、というヤツがいて。皆でその携帯を囲んで、結構過激なAVの動画を見た。
皆は目をパチパチさせたり、鼻血噴きそうな勢いでそれに見入ってたけど、僕は、その動画を見ても、ドキドキしなかった。裸の女のヒトが、変な声出してるだけじゃん。こんなの見て、何が面白いんだろう、と単純に思った。
淡い初恋の話は誰にもしたことなくて。
それがおかしなことだなんて思いもしなかった。
修学旅行で、男子だけで夜中に起きだして、皆で動画を見た。
その時僕らが持っていた携帯は、大抵親がアダルトコンテンツの閲覧制限を掛けていて、エッチな動画とかは見られないようになっていたんだけど。
高校生のお兄さんに頼み込んで、有料コンテンツの購入をしない、という条件で、IDを借りた、というヤツがいて。皆でその携帯を囲んで、結構過激なAVの動画を見た。
皆は目をパチパチさせたり、鼻血噴きそうな勢いでそれに見入ってたけど、僕は、その動画を見ても、ドキドキしなかった。裸の女のヒトが、変な声出してるだけじゃん。こんなの見て、何が面白いんだろう、と単純に思った。