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運命の恋人
第1章 朋会
正直、子供なんて、ヤることヤって、出来たら生まれてくるんでしょ、と思ってた私には、衝撃の告白だった。
そういえばウチの仏壇には小さなお位牌があることとか、お墓に刻まれた名前が誰の名前なのか聞いた時に、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、おじいちゃん、朋会のお兄ちゃん、と言われた事があったこと、でも、顔も知らない写真すらないそのお兄ちゃんの存在なんて、すっかり忘れてた事を、その時思い出した。
順ちゃんは相変わらず隣で1人で住んでいて、奥さんと赤ちゃんは夏まで実家に居ると聞いた。
お隣に引っ越しのトラックが来て、色々運び込まれているのを見たのは、夏休みの、お盆の頃だった。
順ちゃんが、奥さんと赤ちゃんを連れてウチにも挨拶に来て。その頃には、私は順ちゃんを恨む気持ちも少し薄れていて。
男の子の赤ちゃんは、順ちゃんによく似てて、可愛かった。
そういえばウチの仏壇には小さなお位牌があることとか、お墓に刻まれた名前が誰の名前なのか聞いた時に、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、おじいちゃん、朋会のお兄ちゃん、と言われた事があったこと、でも、顔も知らない写真すらないそのお兄ちゃんの存在なんて、すっかり忘れてた事を、その時思い出した。
順ちゃんは相変わらず隣で1人で住んでいて、奥さんと赤ちゃんは夏まで実家に居ると聞いた。
お隣に引っ越しのトラックが来て、色々運び込まれているのを見たのは、夏休みの、お盆の頃だった。
順ちゃんが、奥さんと赤ちゃんを連れてウチにも挨拶に来て。その頃には、私は順ちゃんを恨む気持ちも少し薄れていて。
男の子の赤ちゃんは、順ちゃんによく似てて、可愛かった。