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運命の恋人
第1章 朋会
そして、祖母宅まで歩いている時に、明らかに怪しい女性を見かける。
電柱の陰に隠れるように、前方をじっと見ている。
監視、または尾行でもしてるのか…
阪神沿線の下町なら兎も角、この辺にもそんなヘンな輩が居るんだな、落ちたモンだ、と少し迂回して遠巻きに見たら、見覚えのある顔で驚いた。
「…山崎さん?…何してるの?」
思わず話しかける。
同じ部署に今年入った山崎 朋会さんだった。
「…望月課長…」
「明らかに怪しいけど。尾行でもしてるの?」
「放っといて下さい。今は業務時間外ですので、課長には関係ありませんから」
そりゃそうだけど。
いくらプライベートだからって自分の部下がそんな怪しい感じで居るの、 放置は出来ない。
電柱の陰に隠れるように、前方をじっと見ている。
監視、または尾行でもしてるのか…
阪神沿線の下町なら兎も角、この辺にもそんなヘンな輩が居るんだな、落ちたモンだ、と少し迂回して遠巻きに見たら、見覚えのある顔で驚いた。
「…山崎さん?…何してるの?」
思わず話しかける。
同じ部署に今年入った山崎 朋会さんだった。
「…望月課長…」
「明らかに怪しいけど。尾行でもしてるの?」
「放っといて下さい。今は業務時間外ですので、課長には関係ありませんから」
そりゃそうだけど。
いくらプライベートだからって自分の部下がそんな怪しい感じで居るの、 放置は出来ない。