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運命の恋人
第1章 朋会
ある金曜日の夕方。
僕は自宅の最寄りとは違う駅で降りた。
徒歩10分程の所に母方の祖母の家がある。今日はそこに泊まる予定だった。
その家は、祖父が亡くなってから、祖母が一人で住んでいる。
高齢なので子供の誰かと同居できればよかったんだが、祖母は愛着のある自宅から離れたがらず、また4人いる娘が揃いも揃って一人っ子含む長男の嫁で、祖母を引き取るにも祖母の家で同居するにも、一筋縄ではいかない。
ここに越してくるとなると父も叔父たちも、職場へのアクセス等々支障が出るというのもある。
結局祖母は一人で住む、という選択をし、かといって高齢なので心配もある。
夜中に何かあっても一人では対処出来ない。4人もの娘が全員近郊に住んでいながら、発見が遅れて最悪の事態なんて悲しすぎる。
だから今は、母含む、4人の娘たちがローテーションで泊まりに来ていて。誰の都合もつかない時にたまに孫にも回ってくるのだった。
僕は自宅の最寄りとは違う駅で降りた。
徒歩10分程の所に母方の祖母の家がある。今日はそこに泊まる予定だった。
その家は、祖父が亡くなってから、祖母が一人で住んでいる。
高齢なので子供の誰かと同居できればよかったんだが、祖母は愛着のある自宅から離れたがらず、また4人いる娘が揃いも揃って一人っ子含む長男の嫁で、祖母を引き取るにも祖母の家で同居するにも、一筋縄ではいかない。
ここに越してくるとなると父も叔父たちも、職場へのアクセス等々支障が出るというのもある。
結局祖母は一人で住む、という選択をし、かといって高齢なので心配もある。
夜中に何かあっても一人では対処出来ない。4人もの娘が全員近郊に住んでいながら、発見が遅れて最悪の事態なんて悲しすぎる。
だから今は、母含む、4人の娘たちがローテーションで泊まりに来ていて。誰の都合もつかない時にたまに孫にも回ってくるのだった。