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運命の恋人
第1章 朋会
「課長!あそこ、何の行列でしょうね?」
建物に向かって行列ができていて、見に行くと大手スパイスメーカーが協賛したイベントのようだった。
『お好きな配合でマイ七味とマイソルトを作ってみませんか?』
と書かれた立て看板で参加費が無料だったので並んでみる。
順番が来ると試飲に使うような小さな紙コップを渡され、たくさんの薬味が並んだテーブルがあった。
唐辛子、ケシの実、陳皮、ゴマ、山椒、麻の実、紫蘇、海苔、生姜、菜種、とある。七味と言いながら7種類じゃないんだな…
いろんな味ってことか。薬匙のような小さな匙で紙コップに好きにブレンドし、スーパーで売ってるスパイス用の小瓶1つ分を持って帰れる、という趣旨のようだった。これは、欲張ると瓶に収まらないパターンだな。案の定薬味の説明書きの隣には[入れすぎに注意]と貼られていた。
附属の匙で均等に全部入れると市販の七味と同じ味なる、と書かれていたが、せっかくなのでここはオリジナルブレンドに挑戦する。
この中でよく分からない麻の実とケシの実はパス。陳皮…はミカンの皮だから香りがよさそう。紫蘇とは配分間違えると喧嘩しそうだな…
結局陳皮と生姜を多めにブレンドし、ボトルに詰め終わるまで結構熱中してしまった。
建物に向かって行列ができていて、見に行くと大手スパイスメーカーが協賛したイベントのようだった。
『お好きな配合でマイ七味とマイソルトを作ってみませんか?』
と書かれた立て看板で参加費が無料だったので並んでみる。
順番が来ると試飲に使うような小さな紙コップを渡され、たくさんの薬味が並んだテーブルがあった。
唐辛子、ケシの実、陳皮、ゴマ、山椒、麻の実、紫蘇、海苔、生姜、菜種、とある。七味と言いながら7種類じゃないんだな…
いろんな味ってことか。薬匙のような小さな匙で紙コップに好きにブレンドし、スーパーで売ってるスパイス用の小瓶1つ分を持って帰れる、という趣旨のようだった。これは、欲張ると瓶に収まらないパターンだな。案の定薬味の説明書きの隣には[入れすぎに注意]と貼られていた。
附属の匙で均等に全部入れると市販の七味と同じ味なる、と書かれていたが、せっかくなのでここはオリジナルブレンドに挑戦する。
この中でよく分からない麻の実とケシの実はパス。陳皮…はミカンの皮だから香りがよさそう。紫蘇とは配分間違えると喧嘩しそうだな…
結局陳皮と生姜を多めにブレンドし、ボトルに詰め終わるまで結構熱中してしまった。