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運命の恋人
第2章 昌希
「じゃ、俺は…爺ちゃんと婆ちゃんとも血は繋がってないの?」
父さんは頷いて。
「あの人たちは亡くなった奥さんの両親だから、厳密に言うと血の繋がりがあるのは晃一だけだな。だけど、今でも父さんを息子のように扱ってくれるし、母さんとの結婚を決めた時も、生まれる子供も2人目の孫として晃一と同じように接すると言ってくれた。心の広い人たちで、とても感謝してるよ。」
「兄貴は、昔から知ってたの…母さんが途中から来たこと、とか」
「ん〜。ガキの時の記憶は曖昧だなぁ。そういや小さい頃よく婆ちゃんのとこに行ってたなぁとか、隣の朋ちゃんのとこに行ったりしてた記憶はあるけど、それときよちゃんと血が繋がってないってことは正直リンクしてなかった。けど、小4だったかなぁ。10歳の記念課題で自分史作ろうとした時に、きよちゃんと15歳しか離れてないって知って、中3で子供生んだのかって気になって、父さんに聞いた、んだよね」
父さんは頷いて。
「あの人たちは亡くなった奥さんの両親だから、厳密に言うと血の繋がりがあるのは晃一だけだな。だけど、今でも父さんを息子のように扱ってくれるし、母さんとの結婚を決めた時も、生まれる子供も2人目の孫として晃一と同じように接すると言ってくれた。心の広い人たちで、とても感謝してるよ。」
「兄貴は、昔から知ってたの…母さんが途中から来たこと、とか」
「ん〜。ガキの時の記憶は曖昧だなぁ。そういや小さい頃よく婆ちゃんのとこに行ってたなぁとか、隣の朋ちゃんのとこに行ったりしてた記憶はあるけど、それときよちゃんと血が繋がってないってことは正直リンクしてなかった。けど、小4だったかなぁ。10歳の記念課題で自分史作ろうとした時に、きよちゃんと15歳しか離れてないって知って、中3で子供生んだのかって気になって、父さんに聞いた、んだよね」