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運命の恋人
第2章 昌希
兄貴は中高公立だったけど、俺は中学からK大附属に通ってる。
私立だけど、成績を保つことで授業料の減免があるから公立と差して変わらない。その代わり成績を落とせないってプレッシャーはあるけど。

元男子校だったから女子がすごく少なくて。その女子も地味な子か、男にちやほやされたくて来た、みたいな派手な子に二極化していて、趣味じゃなかった。

高校もエスカレーター式で附属に進学したけど、外部受験してレベルの高い高校の進学率を少しでも上げろと言われて、2校程受験だけした。
これは大学に入る時も言われるみたいだけど。

学年5位以内の成績を保つのが減免制度を受ける条件だし、それは決して楽なことではなかったけど。でも、それをやり通すからってこの学校に通ってるんだから、そこは意地でも死守しなきゃいけなかった。

だからって、勉強漬けの毎日で、やりたい事も出来ない、大人になっても学生時代の思い出がないなんていやだし、部活はバスケをずっと続けてる。

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