パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 昌希

エースやキャプテンみたいな花形じゃないけど。
万年補欠のベンチ係ってわけでもない。スタメンに何かトラブルがあった時に一番に呼ばれる控え選手って立ち位置かな。
もちろんエースの代わりに補充されたら著しく戦力は落とすけど、それは誰が入ったって同じだ。
だいたいエースの穴を完璧に塞いで戦力保持できるくらい腕があれば常にスタメン入りしてる。
俺は本当は自分がプレイするより、プレイヤーの動きを見て分析するのが好き。

タブレットに相手チーム、自分たちのチームの選手の特徴や癖を見て入れて、1人で作戦を立てるのが楽しかった。だから、本来はマネージャー向きなのかも知れない。けど、部員は皆マネージャーは女子にしてもらいたがったし、バスケ部のマネージャーはなり手が居るから、男子マネージャーは需要がない。それに、マネージャーを何やら勘違いしてるヤツらが多くて、彼女たちに関係ない雑用から練習の合間の癒やしまで求めてる。
俺だってそんなのゴメンだ。