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「また おいで」
第7章 蛍火

スカーフの外れたブラウスは

ボタンがむき出しになっていた。

ブラウスの上から胸をそっと包み

手のひらと指で奏でる。

そして、ボタンの間から指を差し入れてきた。


 (あっ)


胸の谷間からブラを押し下げ

ふくらみをなぞる。

指が先端に触れた。


   「っ んっ」


かすかに声が漏れた。

慌てて顔を背ける。


見えなくても、男たちの好奇の目にさらさられているのは

肌に伝わってきている。

恥ずかしさと悔しさが交錯する。

なにより、男の手に反応している自分を知られたくなかった。。。


後ろの若い男が、フッと笑い


 「おねーさん、

  声出したらさ... 他の乗客に聞こえちゃうよ」


そう耳打ちしながら私の手を軽く引いた。

後ろ手にされ、胸は前に張り出し敏感さを増す。


さっきまで誰かに気づいて欲しかったのに、

今は誰にも気づかれたくない.....

その恐怖が “隠し味” になりつつあった。


男は私の反応を楽しむように

更に指の先で先端を責めてくる。 





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