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第4章 狂った歯車

「ﾊｧ…」



龍青はホントにかなわないなと頭を掻いた



「じゃあもう何も言わないよ。

僕も田島さんを見習って美和と向き合ってみるかな」

「うん！」



悠はにっこりと笑い、運ばれてきたアイスココアを啜った

自分を正当化できない者同士の、罪悪感を隠す為の傷の舐め合い

彼らを中心に、噛み合わなくなっていた歯車が無理矢理動き出そうとしていた−−−