この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第51章 三年目のデート5(再編済)
「…我慢も出来ずに、やっぱり子供だなって呆れないで。すぐに平気になれるんだから」
強がり。
拗ねたような、その口調。
堪らず、秀王は口を開いた。
「抱き締めてもいい?」
真摯な眼差しが、彼女に向けられる。
何を言われているのか理解出来ず、泉夏は淋しさも刹那忘れ、ぽかんとする。
「だめ?」
探るように問われても、思考が追いつかない。
しどろもどろになりながら、泉夏は訊き返す。
「えっ、なんで…」
「泉夏の哀しそうな顔は見たくない」
元からそんなにスピードは出ていなかったが-その歩みを遅くしつつ、秀王は続ける。
「この世で一番大切に想ってる彼女に、そんな顔ばかりさせる自分が情けない。一番、見たくない顔だ」
苦痛に、秀王の眉を歪んだ。
「どうやったら泣かずにいてくれるだろうって考えて。…これまた情けない話だけど、最善の方法がすぐに思い付かない」
-抱き締めるぐらいしか。
彼の双眸が、真っ直ぐに泉夏を射抜いた。
/1308ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ