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桜の季節が巡っても~追憶~
第51章 三年目のデート5(再編済)
「泉夏の目に、俺はどう映ってた?」
「えっ」
突然質問を返されて、泉夏は言葉に詰まる。
想定外だった立場の逆転に、窮するしかない。
「泉夏と過ごしていて…俺は幸せそうに見えた?」
掴みどころのない笑みを、秀王は浮べた。
「…それは」
言っていいのだろうかと、泉夏は躊躇ってしまう。
『楽しい』『嬉しい』『幸せ』-言ってくれてるのは、何度も耳にしたけれど。
自惚れ過ぎだなんて、笑われないだろうか。
そんな酷い事、彼は口にはしてこないだろうけど。
そんな嘘を吐く彼じゃないから、真実だろうけど。
「…みえた」
どうにでもなれと。
彼を見据えて、泉夏ははっきりと断言した。
「私に逢えて凄く…嬉しそうだった。私と色んな所で行って…もの凄く楽しそうだった。私と手を繋いで…とっても幸せそうに歩いてる」
-勘違いじゃなければ、だけど。
最後に一文を足し、泉夏はすぐに目線を外した。
ばくばくする、心臓。
勘違いじゃなく。
どうか、自惚れでもありませんように-。
なんとか落ち着こうと自らの右手を胸に添えた時、合格を告げる声がした。
「えっ」
突然質問を返されて、泉夏は言葉に詰まる。
想定外だった立場の逆転に、窮するしかない。
「泉夏と過ごしていて…俺は幸せそうに見えた?」
掴みどころのない笑みを、秀王は浮べた。
「…それは」
言っていいのだろうかと、泉夏は躊躇ってしまう。
『楽しい』『嬉しい』『幸せ』-言ってくれてるのは、何度も耳にしたけれど。
自惚れ過ぎだなんて、笑われないだろうか。
そんな酷い事、彼は口にはしてこないだろうけど。
そんな嘘を吐く彼じゃないから、真実だろうけど。
「…みえた」
どうにでもなれと。
彼を見据えて、泉夏ははっきりと断言した。
「私に逢えて凄く…嬉しそうだった。私と色んな所で行って…もの凄く楽しそうだった。私と手を繋いで…とっても幸せそうに歩いてる」
-勘違いじゃなければ、だけど。
最後に一文を足し、泉夏はすぐに目線を外した。
ばくばくする、心臓。
勘違いじゃなく。
どうか、自惚れでもありませんように-。
なんとか落ち着こうと自らの右手を胸に添えた時、合格を告げる声がした。

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