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桜の季節が巡っても~追憶~
第54章 出発前の甘い夜1(再編済)
「せんせ…ん…」
上顎。
歯列。
口内の至る所を舐め回され。
まるで媚薬を注がれたかのようにじんと痺れ、身体中の力が抜けてゆく。
脱力した彼女から、秀王はようやく離れた。
「してる」
互いの間に引かれた透明な糸が途切れる時。
真正面に泉夏を見据え、秀王は告げた。
「誘ってないなんて、どの口が言ってる?」
-そんな事、もう二度と言わせない。
平気で嘘を吐く彼女の口唇を、秀王は再度奪った。
荒々しく貪られ。
でもやっぱり甘く、優しくて。
触れ合う舌先から溶けてしまいそうだった。
互いの混じった唾液の音を時折させながら、蕩けるようなキスを交わす。
彼の全てに溺れてしまう-。
接吻を堪能した秀王の唇は、泉夏の首筋に移動する。
そこに口付けを落としながら、乳房に手を這わす。
その頂を指先で転がせば、そこは頭をもたげてゆく。
執拗にこねくり回せば、乳頭はやがて完全に勃起した。
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