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桜の季節が巡っても~追憶~
第54章 出発前の甘い夜1(再編済)
「泉夏…好きだよ」
-とっても。
もっとうまく伝える方法があるのだろう。
もっと気の利いた台詞があるに違いない。
けれど自分にはそれが出来なくて。
そんな自分に落ち込む事も、一度や二度ではないけれど。
その気持ちに偽りなかった。
彼女を想う気持ちだけは、誰にも負けない自負がある。
泣きたいくらいに温かで、優しい感情に支配されてゆく。
「泉夏」
「先生-」
名前を呼び合い、キスを交わす。
「泉夏…好き?俺の事?」
「うん。先生は…?」
-私の事、とっても好き?
遠慮がちに問うたその唇に、彼が重なる。
「大好きに決まってる」
すぐ側で微笑まれ、恥ずかしくって堪らない。
でも凄く幸せだった。
「私も大好き。先生…秀が」
はにかみながらも、泉夏が何気に漏らしたひとことに、秀王は言葉を失った。
理解に数秒を要し-ようやく何を言われたのかを悟る。
「泉夏はいつも突然だ-」
-いつもいきなりで、自分を驚かす。
口調は彼女を責めてはいたが、その双眸は抑え切れない喜びに満ちていた。
-とっても。
もっとうまく伝える方法があるのだろう。
もっと気の利いた台詞があるに違いない。
けれど自分にはそれが出来なくて。
そんな自分に落ち込む事も、一度や二度ではないけれど。
その気持ちに偽りなかった。
彼女を想う気持ちだけは、誰にも負けない自負がある。
泣きたいくらいに温かで、優しい感情に支配されてゆく。
「泉夏」
「先生-」
名前を呼び合い、キスを交わす。
「泉夏…好き?俺の事?」
「うん。先生は…?」
-私の事、とっても好き?
遠慮がちに問うたその唇に、彼が重なる。
「大好きに決まってる」
すぐ側で微笑まれ、恥ずかしくって堪らない。
でも凄く幸せだった。
「私も大好き。先生…秀が」
はにかみながらも、泉夏が何気に漏らしたひとことに、秀王は言葉を失った。
理解に数秒を要し-ようやく何を言われたのかを悟る。
「泉夏はいつも突然だ-」
-いつもいきなりで、自分を驚かす。
口調は彼女を責めてはいたが、その双眸は抑え切れない喜びに満ちていた。

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