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桜の季節が巡っても~追憶~
第55章 出発前の甘い夜2(再編中)
「はぁ…あぁ…せんせ…また…また、っ」
-きちゃう。
吐息を天に向けて吐いた時。
自分の体内を蠢いていたものが、不意に離れた。
高められたタイミングでの突然の突き放すような出来事に、頭が酷く混乱してしまう。
下半身の熱が一気に引いてゆくのを感じながら、恐る恐る彼を窺う。
足元にいたはずの彼は、いつの間にか自分のすぐ近くに寄っており-唇を攫われた。
微かに酸味を帯びた味は明らかに自分のもので-泉夏は燃えるような羞恥を覚える。
しかし幾度も舌を絡めれば、やがてそれも薄まり、次第にどうでも良くなってゆく。
長く深いキスを堪能したふたりの唇は、唾液の糸を引きながらゆっくりと離れた。
どうして-とてもそれは、口には出せないけれど。
泉夏は目の前の彼を縋るように見る。
そんな彼女の複雑な胸中を知ってか知らずか-秀王は意味深なひとことを発した。
「泉夏があんまり意地悪だから」
笑い。
秀王は彼女を抱き締めた。
-きちゃう。
吐息を天に向けて吐いた時。
自分の体内を蠢いていたものが、不意に離れた。
高められたタイミングでの突然の突き放すような出来事に、頭が酷く混乱してしまう。
下半身の熱が一気に引いてゆくのを感じながら、恐る恐る彼を窺う。
足元にいたはずの彼は、いつの間にか自分のすぐ近くに寄っており-唇を攫われた。
微かに酸味を帯びた味は明らかに自分のもので-泉夏は燃えるような羞恥を覚える。
しかし幾度も舌を絡めれば、やがてそれも薄まり、次第にどうでも良くなってゆく。
長く深いキスを堪能したふたりの唇は、唾液の糸を引きながらゆっくりと離れた。
どうして-とてもそれは、口には出せないけれど。
泉夏は目の前の彼を縋るように見る。
そんな彼女の複雑な胸中を知ってか知らずか-秀王は意味深なひとことを発した。
「泉夏があんまり意地悪だから」
笑い。
秀王は彼女を抱き締めた。

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