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桜の季節が巡っても~追憶~
第55章 出発前の甘い夜2(再編中)
「俺は…泉夏の身体が欲しいだけなんだろうか?」
遂にそのひとことを発した。
言った自分が一番ショックを受けていた。
有り得ないけれど。
一笑に付したいけれど。
それ以外に理由を見付けられなかった。
悲痛な瞳で真っ直ぐに見られ。
いきなりの事に泉夏は息を呑み、瞳を見開いた。
あまりにも思い詰めた表情の彼に、やがて逡巡しながらも泉夏は呟いた。
「私だって、先生に触れて欲しいと思う。先生に触れたいとも思うし…先生が欲しいって思うよ?」
随分恥ずかしい事を声にしてる自覚はあった。
赤面するような言葉だったが、何かに酷く悩んでいるような彼を前には、さして気恥ずかしさも襲ってこなかった。
「俺はとっくに泉夏のものだよ」
驚きから変化した秀王の目が、不意に細められた。
「俺が与えられるものは限りがあるけども。それでも欲しいと言ってくれるのなら、全てを持って行ってもらって構わない」
-全部、泉夏のものだ。
一点の陰りもない微笑みに、今度は自然に、泉夏の頬が染まった。
遂にそのひとことを発した。
言った自分が一番ショックを受けていた。
有り得ないけれど。
一笑に付したいけれど。
それ以外に理由を見付けられなかった。
悲痛な瞳で真っ直ぐに見られ。
いきなりの事に泉夏は息を呑み、瞳を見開いた。
あまりにも思い詰めた表情の彼に、やがて逡巡しながらも泉夏は呟いた。
「私だって、先生に触れて欲しいと思う。先生に触れたいとも思うし…先生が欲しいって思うよ?」
随分恥ずかしい事を声にしてる自覚はあった。
赤面するような言葉だったが、何かに酷く悩んでいるような彼を前には、さして気恥ずかしさも襲ってこなかった。
「俺はとっくに泉夏のものだよ」
驚きから変化した秀王の目が、不意に細められた。
「俺が与えられるものは限りがあるけども。それでも欲しいと言ってくれるのなら、全てを持って行ってもらって構わない」
-全部、泉夏のものだ。
一点の陰りもない微笑みに、今度は自然に、泉夏の頬が染まった。

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