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桜の季節が巡っても~追憶~
第55章 出発前の甘い夜2(再編中)
とっくに。
密かに。
ひとり、それを強く願っていたけれど。
もう誰にも渡したくない。
もう誰にも一生、渡さない。
泉夏を掻き抱き。
秀王は乱れた息と共に囁いた。
「泉夏…もっと?泉夏…まだ欲しい?」
-俺が、欲しい?
興奮気味に問われ。
欲に溺れる雌の眼差しで、泉夏は秀王を掴まえた。
自分を抱き締める彼の身体を、少々強引に背面へと押してやる。
片腕で支えてみたものの、いきなりの事に対処出来ない秀王の身体は難なく、ベッドの上へと仰向けになった。
自分を跨ぐ泉夏を、秀王は呆気にとられ見上げるしかない。
言葉なく自分を見詰める彼へ裸体を密着させ、泉夏は軽く口付けた。
「欲しいよ、先生」
キスを終えた泉夏の濡れた唇が、官能の世界へと彼を誘《いざな》う。
「先生も…もっと?先生も…まだ欲しい?」
-私を、欲しい?
訊かれ。
秀王は刹那の迷いもなく、即答した。
「もっと、まだまだ欲しいに決まってる-」
その答えを待っていたかのように泉夏は婉然と微笑み、倒していた上半身を起こした。
密かに。
ひとり、それを強く願っていたけれど。
もう誰にも渡したくない。
もう誰にも一生、渡さない。
泉夏を掻き抱き。
秀王は乱れた息と共に囁いた。
「泉夏…もっと?泉夏…まだ欲しい?」
-俺が、欲しい?
興奮気味に問われ。
欲に溺れる雌の眼差しで、泉夏は秀王を掴まえた。
自分を抱き締める彼の身体を、少々強引に背面へと押してやる。
片腕で支えてみたものの、いきなりの事に対処出来ない秀王の身体は難なく、ベッドの上へと仰向けになった。
自分を跨ぐ泉夏を、秀王は呆気にとられ見上げるしかない。
言葉なく自分を見詰める彼へ裸体を密着させ、泉夏は軽く口付けた。
「欲しいよ、先生」
キスを終えた泉夏の濡れた唇が、官能の世界へと彼を誘《いざな》う。
「先生も…もっと?先生も…まだ欲しい?」
-私を、欲しい?
訊かれ。
秀王は刹那の迷いもなく、即答した。
「もっと、まだまだ欲しいに決まってる-」
その答えを待っていたかのように泉夏は婉然と微笑み、倒していた上半身を起こした。

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