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桜の季節が巡っても~追憶~
第56章 ふたりとも好き1(再編済)
「あ…龍はみんなに合わせるからって」
「え~。でもさあ、一番忙しいのはお兄さんだよねえ。私達がお兄さんに合わせるべきじゃない?」
「まあ、確かに…?」
麻衣の提案は一理あった。
泉夏が素直に感心してると、麻衣が隣りで急かしてくる。
「じゃあ今すぐ、龍貴さんにラインとかで確認してみてよ」
「え、今?」
あまりの急展開に、泉夏は驚いてしまう。
急用でもない事を、仕事中に訊くはどうだろうか。
抵抗があったりしたが、興奮状態の麻衣を宥める自信はなかった。
それによくよく考えてみれば、運良くちょうどお昼時だったりする。
休憩中である事を願いつつ。
身を乗り出してくる麻衣を無視も出来ず、泉夏は短めのラインを送信した。







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