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桜の季節が巡っても~追憶~
第8章 濃蜜な再会4
促す彼の両眼と視線が繋がる。
「…あの、私達って、その…付き合ってるんだよね?」
「どうして今日はそういう質問が多いの?」
苦笑いされる。
「…だって。なんかそういうのはっきりしないまま、また暫く離れ離れだったし。そうなんだろうけど、一回でもはっきり言ってもらえたら、また離れていても、安心するって言うか、なんて言うか-」
小声で色々呟く泉夏の姿に、秀王は自分の言葉足らずを気付かされる。
言わなくても分かってた。
言わなくても分かると思ってた。
言わなくても確かに分かるけれど。
でも、やっぱり、言葉にするのとしないのじゃ、全然違う-。
泉夏-彼は呼んだ。
この世で最愛の彼女の名前を。
泉夏は彼を見詰めた。
この世で最愛の彼の顔を。
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