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桜の季節が巡っても~追憶~
第8章 濃蜜な再会4
彼の首へやった両腕に、力が籠る。
そして、囁いた。
「大好き、先生-」
間違いなかった。
このひとを好きになって。
このひとを選んで。
こんなに私を好きでいてくれるひとはいない。
こんなにも私を愛してくれてるひとは他にいない。
なんて私って、ひとを見る目があるんだろう-。
最高に嬉しいよ、泉夏-彼女の耳元辺りで、彼は笑ったようだった。
「でも、名前をまた呼んでもらえたら、もっと嬉しい」
付け足され、泉夏は、ああそうかと思い出す。
ずっと『先生』だったから、意識しないと、なかなかに難しい。
「…もうひとつ、訊きたい事があったんだけれど」
意を決して、泉夏は尋ねる。
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