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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「有栖川先生とののろけ話を聞かせてきたかと思ったら、今度は俺が誰を好きだって?」
嗤う龍貴から泉夏は目を離せない。
「…だから」
-麻衣を。
掠れた泉夏の声は、龍貴に阻まれた。
「馬鹿か」
吐き捨て。
その唇を息がかかるほどに泉夏に近付け、言い聞かせるようにゆっくりと龍貴は言を発した。
「無神経な上に、物忘れもしてるんじゃないよな?流石の俺でも傷付くんだけど」
-俺が好きなのは、お前以外いないだろうが。
龍貴の告白に、泉夏は双眸を見開いた。
驚愕に息を呑む音が、静かな車内で一際大きく聞こえる。
頬に触れたままの彼の手を急に意識し出し、そこが燃えるように熱くなる。
泉夏が動揺を隠し切れずにいると、龍貴の表情が意地悪く変化した。
「なに、その驚きよう?もうとっくに忘れてたってか?」
揶揄され、泉夏は急いで首を小刻みに振る。
「…そうじゃ、ない。けど」
「けど?自分の事なんか、とっくに好きじゃなくなったと思ってた?」
相も変わらず追及の手を緩めない龍貴に、泉夏は何も言えない。
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