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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「お前を慰めるのは俺の役目じゃないだろ。俺の前で泣くの、そろそろやめたら?」
突き放すような言い方に、泉夏の胸は抉られる。
正論を述べられ、ぐうの音も出ない。
それにショックを受けてる自分。
ほとほと嫌気が差す。
恥ずかしくって。
哀しくって。
胸中はもう、ぐちゃぐちゃだった。
俯けば泣いてしまいそうだった。
懸命に堪え、すぐ目の前の彼を見続ける。
そんな泉夏を黙って見返していた龍貴だったが、不意に彼女の頬に手を伸ばした。
突然の事に驚き、泉夏は肩を竦めたが、龍貴はお構いなしだった。
頬から耳に指を伝い、耳輪を辿るようにゆっくりと撫でられ-電流を流されたかのように、泉夏の身体は大きく震えた。
息を潜めていれば、龍貴の手は耳朶から再び頬に戻った。
泉夏の強張った頬を解きほぐすようにひと撫でし、龍貴は口を開いた。
「お前って結構無神経だよな」
何を言われているのか分からなかった。
突き放すような言い方に、泉夏の胸は抉られる。
正論を述べられ、ぐうの音も出ない。
それにショックを受けてる自分。
ほとほと嫌気が差す。
恥ずかしくって。
哀しくって。
胸中はもう、ぐちゃぐちゃだった。
俯けば泣いてしまいそうだった。
懸命に堪え、すぐ目の前の彼を見続ける。
そんな泉夏を黙って見返していた龍貴だったが、不意に彼女の頬に手を伸ばした。
突然の事に驚き、泉夏は肩を竦めたが、龍貴はお構いなしだった。
頬から耳に指を伝い、耳輪を辿るようにゆっくりと撫でられ-電流を流されたかのように、泉夏の身体は大きく震えた。
息を潜めていれば、龍貴の手は耳朶から再び頬に戻った。
泉夏の強張った頬を解きほぐすようにひと撫でし、龍貴は口を開いた。
「お前って結構無神経だよな」
何を言われているのか分からなかった。

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