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桜の季節が巡っても~追憶~
第9章 濃蜜な再会5
「考えてもどうしても分からない。…泉夏に正解を教えて欲しいんだけど、だめかな?」
これ以上彼女の神経を逆撫でせぬよう、様子を伺いながら、秀王は問い掛ける。
こういう時に僅かな間違いを犯すと、取り返しのつかない事態になる-この前の春で学習済みだ。
迂闊にすぐに謝って怒らせた-だから、謝罪もとりあえず、止めておく。
久々に逢えたのに、その貴重な時間を、間違っても喧嘩なんかに使いたくはない。
「…寝たくない」
抑揚のない声で、泉夏は答える。
「寝て起きたら、朝になってる。もう昨日は終わっちゃってるし、折角先生と一緒にいれる時間が、どんどん少なくなっちゃう。だから、寝ない。寝ないで起きてたい」
思えば、この間の春もこんな風に切なくて、起きてようとしてた-結局、うとうとしてしまっていたけれど。
しがみつく泉夏の腕に、脚に、秀王は正直驚き、目を見開いた。
「…寝たくないけど、すごく、眠い。だから、きっと、すぐに寝てしまう。頭では一秒でも長く、先生を見ていたいって思うのに」
これ以上彼女の神経を逆撫でせぬよう、様子を伺いながら、秀王は問い掛ける。
こういう時に僅かな間違いを犯すと、取り返しのつかない事態になる-この前の春で学習済みだ。
迂闊にすぐに謝って怒らせた-だから、謝罪もとりあえず、止めておく。
久々に逢えたのに、その貴重な時間を、間違っても喧嘩なんかに使いたくはない。
「…寝たくない」
抑揚のない声で、泉夏は答える。
「寝て起きたら、朝になってる。もう昨日は終わっちゃってるし、折角先生と一緒にいれる時間が、どんどん少なくなっちゃう。だから、寝ない。寝ないで起きてたい」
思えば、この間の春もこんな風に切なくて、起きてようとしてた-結局、うとうとしてしまっていたけれど。
しがみつく泉夏の腕に、脚に、秀王は正直驚き、目を見開いた。
「…寝たくないけど、すごく、眠い。だから、きっと、すぐに寝てしまう。頭では一秒でも長く、先生を見ていたいって思うのに」

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