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桜の季節が巡っても~追憶~
第9章 濃蜜な再会5
どうして彼女は、いつもいつも、自分を最高に喜ばす術(すべ)を知っているのか。
それが例え偽りの言葉だとしても、自分は簡単に信じて、愚かにも嬉しがる。
そんな事、彼女は絶対にしないけど。
だから、今、彼女が口にした事は、紛れもない真実で。
どうしたらいい。
凄く、凄く、嬉しくて、嬉しくって、仕方がない-…。
「…いつも側にいれなくて、ごめん。いつだって、どんな時だって、泉夏の側にいたいのに。逢えたと思ったら、また明後日には行かなければならなくて、本当にごめん。限られた時間だからこそ、俺も一秒でも長く、泉夏と過ごせたらいいなって思ってる。本当だよ」
こんなにも可愛い彼女と、遠く遠く、離れて。
毎日、気付けば、いつだって、彼女を想ってる。
彼女を想わない日なんて。
逢えない分、いつもいつも、想ってる。
メールも、電話も、まさか彼女と交わす仲になるなんて、思ってもみなかったのに。
離れている分、今はそれらが重要なツールで。
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