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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「麻衣ちゃん、最高」
笑い転げる龍貴を、無駄だと分かりつつも、泉夏はどうにか抑えようとする。
「龍もやめてよっ。先生の事、皆《みんな》誤解しちゃうじゃないのー!」
思いもかけず、とうとう『彼氏の正体』を白状する羽目となった。
必要以上に隠したりは、もうしない。
それ自体は受け入れ、これからも答えられる範囲で話すけど。
だけど本人がいない事をいい事に、面白おかしく脚色され、それが真実として広まるのは納得いかない。
それこそ危惧してた事態になり兼ねないではないか。
彼は本当に『そういうひとじゃない』。
「大学の時の有栖川先生がどんなだったから、俺はよく知らないけどさ。でもまあ立場上、あの生真面目な性格からして、自分をかなり厳しく律してたのは想像に難《かた》くない。…けど教壇を下りれば、所詮は先生もただの男だ。徹夜でやりたい事のひとつやふたつやみっつぐらい、余裕であるだろうよ。同じ男として、それは十分共感出来る」
龍貴が変な理解を示してくる。
笑い転げる龍貴を、無駄だと分かりつつも、泉夏はどうにか抑えようとする。
「龍もやめてよっ。先生の事、皆《みんな》誤解しちゃうじゃないのー!」
思いもかけず、とうとう『彼氏の正体』を白状する羽目となった。
必要以上に隠したりは、もうしない。
それ自体は受け入れ、これからも答えられる範囲で話すけど。
だけど本人がいない事をいい事に、面白おかしく脚色され、それが真実として広まるのは納得いかない。
それこそ危惧してた事態になり兼ねないではないか。
彼は本当に『そういうひとじゃない』。
「大学の時の有栖川先生がどんなだったから、俺はよく知らないけどさ。でもまあ立場上、あの生真面目な性格からして、自分をかなり厳しく律してたのは想像に難《かた》くない。…けど教壇を下りれば、所詮は先生もただの男だ。徹夜でやりたい事のひとつやふたつやみっつぐらい、余裕であるだろうよ。同じ男として、それは十分共感出来る」
龍貴が変な理解を示してくる。

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