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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「…ほんのちょっと、話聞いて欲しかっただけだもん」
「ちょっと、ねえ?」
麻衣の厭味に、泉夏の頬が膨れる。
「麻衣がもう聞きたくないって言うから、途中でやめたじゃん」
「そりゃ聞きたくないよ。彼氏とどーした、こーしたって話が延々続くんだから」
「…延々続くほど喋らせてくれなかったし」
泉夏が不満を漏らせば、龍貴を押し避ける勢いで、麻衣が身を乗り出してくる。
万一、火傷でもさせたら大変である。
喫煙途中だった龍貴は慌てて、煙草を遠ざけた。
「彼氏と徹夜でした話なんか、いちいち聞きたくないよ」
「て、徹夜でしたとか!そんな生々しい事、ひとことも言ってないし!」
真っ赤になって、泉夏は親友を責める。
「何してたの?」
「えっ?」
「完徹して、有栖川先生とふたり、じゃあ何してたの?」
-『言える』?
容赦ない麻衣に、泉夏はぐうの音も出ない。
咥えていた煙草を離し、龍貴は腹を抱えた。
「ちょっと、ねえ?」
麻衣の厭味に、泉夏の頬が膨れる。
「麻衣がもう聞きたくないって言うから、途中でやめたじゃん」
「そりゃ聞きたくないよ。彼氏とどーした、こーしたって話が延々続くんだから」
「…延々続くほど喋らせてくれなかったし」
泉夏が不満を漏らせば、龍貴を押し避ける勢いで、麻衣が身を乗り出してくる。
万一、火傷でもさせたら大変である。
喫煙途中だった龍貴は慌てて、煙草を遠ざけた。
「彼氏と徹夜でした話なんか、いちいち聞きたくないよ」
「て、徹夜でしたとか!そんな生々しい事、ひとことも言ってないし!」
真っ赤になって、泉夏は親友を責める。
「何してたの?」
「えっ?」
「完徹して、有栖川先生とふたり、じゃあ何してたの?」
-『言える』?
容赦ない麻衣に、泉夏はぐうの音も出ない。
咥えていた煙草を離し、龍貴は腹を抱えた。

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