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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「そんなの、決まってる。親友を傷付ける奴は、私が絶対許さないんだから。だから大船に乗ったつもりでいて下さい、お兄さん」
迫る麻衣に、龍貴は堪え切れずに笑いを漏らす。
「うん、麻衣ちゃんがいれば安心だ」
間近で微笑まれ、麻衣の両頬が薔薇色に染まる。
照れ隠しに麻衣が龍貴の腕を力の限り叩き、持ちかけていたジョッキを倒しそうになる。
傾いた拍子に僅かにビールが零れ、あたふたするふたりを横目に、泉夏の胸は温かなもので満たされてゆく。
「…万が一、流川と有栖川先生の事悪く言う奴がいたら。俺も北村《きたむら》に加担するよ」
思いも寄らなかった。
左隣りから小さく-けれど確かに宣言され、泉夏は瞳孔を開いた。
「先生も流川も『そんなんじゃない』のは俺も良く知ってるから。…まあ、北村ほどは迫力ないかもしれないけどさ」
苦笑いを浮かべる大樹に、泉夏は『そんな事ない』と頭《かぶり》を振るしかない。
結果的に沢山傷付けてしまったのに-それでもなお、自分を案じてくれる人たちがいる。
申し訳なくて、有り難くて-泣きそうだった。
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