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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
遠回しに、先回りして、釘を刺された-確実に。
刃向うつもりなど毛頭ないが、これで万が一の事があればどうなるか-今だって十分過ぎる迫力なのに、これ以上の怖い思いを進んでしたい者などない。
単に友達の手前だからでなく。
その『彼氏』だからでもなく。
仮にも三年間身近で接してきた友人だし。
そして短い期間とはいえ、かつて教えを受けていた准教授がどんな人間だったかも、この場の全員がそれをよく理解していた。
だから本心から『そうじゃない』と思っていたし、言い触らすような真似をするつもりもなかった。
だけど今一度お互いに『このひとの気に障るような事は絶対するまい』と無言で誓い合った。
沈黙が横たわって数秒後。
この空気の流れを変えようと、勇気あるひとりの男子が努めて明るく声を放った。
「流川と有栖川先生の関係も相当びっくりだったけど、今度は別の話題も聞きたいよなあ?」
その目線の先には、龍貴がいた。
刃向うつもりなど毛頭ないが、これで万が一の事があればどうなるか-今だって十分過ぎる迫力なのに、これ以上の怖い思いを進んでしたい者などない。
単に友達の手前だからでなく。
その『彼氏』だからでもなく。
仮にも三年間身近で接してきた友人だし。
そして短い期間とはいえ、かつて教えを受けていた准教授がどんな人間だったかも、この場の全員がそれをよく理解していた。
だから本心から『そうじゃない』と思っていたし、言い触らすような真似をするつもりもなかった。
だけど今一度お互いに『このひとの気に障るような事は絶対するまい』と無言で誓い合った。
沈黙が横たわって数秒後。
この空気の流れを変えようと、勇気あるひとりの男子が努めて明るく声を放った。
「流川と有栖川先生の関係も相当びっくりだったけど、今度は別の話題も聞きたいよなあ?」
その目線の先には、龍貴がいた。

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