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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「龍貴さんは…独身ですか?」
テーブルに置かれた左手を一瞥し、確認の意味を込めて尋ねられる。
突如、注目される側となった龍貴は少しの間を空け、やがて微かに口角を上げた。
「何?いい女でも紹介してくれんの?」
「え、彼女いないんですか?」
皆《みな》の瞳は、増々期待に満ちてゆく。
彼と初めて顔を合わせてから、まだ一時間と経っていない。
なのに五分としないうちに、容易く全員の心を鷲掴みにしてみせた。
掴みどころのない飄々《ひょうひょう》とした部分と、全てを見透かしているような鋭い両眼。
大胆で強引かと思えば、時折覗くさり気ない優しさと気遣い。
全てが絶妙なバランスをとり、不思議な魅力で惹き付けてくる。
同性から見ても惚れ惚れするくらいの外見で-『天は二物を与えず』なんて大嘘だと思う。
悔しいを通り越して、既に『憧れの対象』だった。
テーブルに置かれた左手を一瞥し、確認の意味を込めて尋ねられる。
突如、注目される側となった龍貴は少しの間を空け、やがて微かに口角を上げた。
「何?いい女でも紹介してくれんの?」
「え、彼女いないんですか?」
皆《みな》の瞳は、増々期待に満ちてゆく。
彼と初めて顔を合わせてから、まだ一時間と経っていない。
なのに五分としないうちに、容易く全員の心を鷲掴みにしてみせた。
掴みどころのない飄々《ひょうひょう》とした部分と、全てを見透かしているような鋭い両眼。
大胆で強引かと思えば、時折覗くさり気ない優しさと気遣い。
全てが絶妙なバランスをとり、不思議な魅力で惹き付けてくる。
同性から見ても惚れ惚れするくらいの外見で-『天は二物を与えず』なんて大嘘だと思う。
悔しいを通り越して、既に『憧れの対象』だった。

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