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桜の季節が巡っても~追憶~
第9章 濃蜜な再会5
「ご、ごめんなさい。着てから寝る…!」
はしたないと思われたかな-慌てて上半身を起こそうとする。
しかし、腕を掴まれ、それは叶わなかった。
「…先生?」
「着てない方が俺は好きだよ、泉夏」
「え、でも、今-」
「それは全然構わない。ただ、あんまり裸のままで身体を押し付けてくるから、誘われてるのかと思って」
「そんな事…!」
ある訳ないじゃない-叫び声は、濃厚なキスに、封じられてしまう。
「そんな事されたら、やっぱり一晩中しようかなって思ってくるよ」
接吻だけでは物足りなかった唇は、彼女の耳朶へ、首筋へ、這ってゆく。
「…一晩中なんて絶対無理だし」
心地良さに支配されながらも、泉夏はどうにか呟く。
かなり厳しくはあるかもしれない-彼女の喉元の上で、彼は笑った。
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