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桜の季節が巡っても~追憶~
第59章 決断と独占の果て1(再編中)
「…先生」
「うん?」
「あのね…予約の時間、そろそろだと思うの」
-だから。
最後はぼやかしてみせる泉夏に、秀王は腕時計を確認する。
「ごめん。すぐに出掛けるつもりだったのに、随分話し込んでしまってた。ご飯食べに行こうか」
今夜は遠くまで足を延ばせない為、ホテルから徒歩圏内の和食の店で夕食をとる事にしていた。
飛行機が遅延する事も想定して余裕を持たせていたのだが、ほぼ定刻通りに到着したにも関わらず、予約していた八時半が迫っていた。
再開の喜びの前に、彼女を気遣う事がいつしか頭から抜け落ちていた。
自分の為に、こんな遅い時間まで待ってくれていたのに-済まなく思い、秀王は泉夏の身体を離した。
食事の催促をしてしまった事をちょっぴり恥ずかしく思いながら、泉夏は腹部を擦さする。
でもこのままだとお腹が鳴りそうでもあり、彼に聞かれたらそれこそ大変だった。
もうすぐで空腹が満たされる嬉しさを泉夏が噛み締めていれば、不意に肩に何かが触れた。
ベッドに置かれていた白いコートはいつしか背後に回され、腕を通しやすい位置で彼が待ってくれていた。
微笑まれ。
泉夏は素直に両腕を通した。
「うん?」
「あのね…予約の時間、そろそろだと思うの」
-だから。
最後はぼやかしてみせる泉夏に、秀王は腕時計を確認する。
「ごめん。すぐに出掛けるつもりだったのに、随分話し込んでしまってた。ご飯食べに行こうか」
今夜は遠くまで足を延ばせない為、ホテルから徒歩圏内の和食の店で夕食をとる事にしていた。
飛行機が遅延する事も想定して余裕を持たせていたのだが、ほぼ定刻通りに到着したにも関わらず、予約していた八時半が迫っていた。
再開の喜びの前に、彼女を気遣う事がいつしか頭から抜け落ちていた。
自分の為に、こんな遅い時間まで待ってくれていたのに-済まなく思い、秀王は泉夏の身体を離した。
食事の催促をしてしまった事をちょっぴり恥ずかしく思いながら、泉夏は腹部を擦さする。
でもこのままだとお腹が鳴りそうでもあり、彼に聞かれたらそれこそ大変だった。
もうすぐで空腹が満たされる嬉しさを泉夏が噛み締めていれば、不意に肩に何かが触れた。
ベッドに置かれていた白いコートはいつしか背後に回され、腕を通しやすい位置で彼が待ってくれていた。
微笑まれ。
泉夏は素直に両腕を通した。

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